もの忘れ外来
最近、もの忘れが気になる方やご家族へ
もの忘れの症状は、大なり小なり、誰でも経験のあることですが、この中には、加齢や機能的なものから、アルツハイマー型認知症などの病気によって引き起こされるものがあります。また、脳梗塞や脳腫瘍、水頭症、慢性硬膜下血腫なども、もの忘れ症状が前面に出てくることもあります。
下記の様な症状がある方は、一度受診し、専門医による診察や検査を受けて頂くことをおすすめします。
気づきにくいこともあります! ご自分やご家族の変化
歳を重ねるにつれ、もの忘れはみられるもので、これは自然なことです。しかし、程度が強い場合、認知症を考えないといけません。これらのことが思い当たる場合は、ご相談ください。
【記憶について】
1 同じことを何度も何度も話したり、聞いたりする
2 約束の日時を忘れることが何度もある
3 大切なものを失くしたり、置き忘れたりすることが頻回になる
4 火の不始末などが目立つ
5 家族の名前や顔が一致しないことがでてきた
6 日付や場所の感覚が不確かになった
7 慣れている道で迷うようになった
【行動について】
1 今まで好きだったものに対して興味、関心がなくなった
2 服装がだらしなくなった
3 ずっとしてきた日課をしなくなった
4 今までできていた仕事や家事などがこなせなくなった
5 お金の計算などがあやしくなった
【性格について】
1 ささいなことで怒りっぽくなった
2 以前より、変に疑い深くなった
予約・診察の流れ
完全予約制になっていますので、お電話か受付窓口でご相談ください。
電話・または受付窓口でご予約下さい
ご家族面談
ご本人の自覚がうすいことが多く、ご本人が同席しない状態で日常の状況を伺うため、原則は、ご本人の受診の前に、状況がわかるご家族の面談をさせて頂いております。(お支払いは、面談料となります)
ただし、ご本人が少しもの忘れが気になる程度の場合は、ご家族面談は必要ない場合があります。
ご本人受診
通常の受診になります。診察、頭部CTによる画像検査、採血検査などを行います。
高次脳機能評価
後日、専門の言語聴覚士による、高次脳機能評価を行います。
結果説明
高次脳機能評価、採血の結果を説明させて頂き、追加の検査や適切な他の病院への受診が必要であれば、ご相談します。必要であれば、投薬のご相談をします。介護保険認定申請のご相談をさせて頂くこともあります。
通院
経過観察、投薬の継続をおこなっていきます。